波照間島は有人島としては日本最南端です。波照間ブルーとも称される美しいビーチと断崖絶壁の壮大な景色、夜には満点の星を観測することができます。
波照間島にも空港がありますが、現在空路は飛んでいないため、石垣島から船でしか行くことができません。
石垣島離島ターミナルから波照間港旅客ターミナルまで高速船と貨客カーフェリーの2種類があります。どちらも安栄観光(あんえいかんこう)が運航しています。
波照間島への船は「船酔いがすごい」と言われています。波照間島行きの高速船(小型・大型)に乗船した経験から、実際はどうなのかをまとめました。
Contents
【波照間島】行きのフェリーはどのくらい酔うの?
高速船は毎日3〜4便、貨客カーフェリーは週に3回曜日限定で出航しています。天候によっては欠航が発生し、旅程に変更が生じる可能性があるため注意。
高速船は、小型の「あんえい/ぱいじま」と大型の「ぱいじま2」があり、揺れがひどいのは小型船のほうです。
出航してしばらくすると、激しい縦揺れが起きてきます。特に前方が揺れるので、船酔いしやすい体質の方はなるべく後方に座りましょう。
小型船に乗船した感想
小型高速船では客室内にスーツケースの持ち込みが禁止されているくらい狭めです。
離島を楽しむ旅行では、移動の際に邪魔になるので、荷物はなるべくコンパクトにまとめ、スーツケースよりもリュックのほうが便利です。
階段を降りて客室内の真ん中あたりに座りました。酔い止めを服用していたので気分が悪くなることは回避できました。
波照間島へ到着後、民宿のオーナーが「今日はあまり揺れなかったでしょう?運が良かったねぇ」というくらい海がおだやかな日でしたが、実際はそれなりに揺れました。
ゴウンゴウンという船体に打ち付けられる波の音が常に聞こえてきます。大波の日は地獄を見そうです…。
大型船に乗船した感想
大型船(ぱいじま2)は小型船に比べると、揺れを感じにくいつくりになっています。スーツケースはそのまま持ち込み可能で、座席まわりにもゆとりがありました。
酔い止め薬なしでも海を眺めるだけの余裕があり、ゆったりと移動ができました。揺れはゆっくりとした横揺れを少し感じるくらいで済みました。音も静かです。
初めて乗船したのが小型船だったので、もし順番が逆だったら船酔いを油断して危なかったかもと思います。念のためにエチケット袋を持参するといざというときにも安心ですね。
酔い止め薬はいつ服用する?
パッケージの効能欄に「船酔い」と記載のあるものを選びます。石垣島のドラッグストアでも購入可能です。
酔い止め薬は効果が期待できるまでに時間差があるので、必ず30分〜1時間前に服用しておくようにします。
酔い止め薬を服用したら、到着まで寝てしまうのが良いかもしれません。酔いやすくなるので、スマートフォンや本は絶対に見ないように!お財布などの貴重品はしっかりと管理しましょう。
高速船は毎日3〜4往復運航
高速船は定期船として毎日運航しています。事前に乗船券予約が可能です。
おとな料金 | 片道3,150円・往復5,990円 |
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こども料金 | 片道1,580円・往復3,100円 |
所要時間
- 大型船(ぱいじま2)…約90分
- 小型船…約60〜70分 ※直行の場合
安栄観光公式ページ|石垣島⇔波照間島|定期船 時刻表・料金|安栄観光
貨客カーフェリーは週3便運航
高速船とは別に、石垣島と波照間島間を貨物・自転車・原付・自動二輪車・自動車を積んで運航する「フェリーはてるま」があります。
おとな料金 | 片道1,570円 |
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こども料金 | 片道790円 |
自転車 | 630円 |
原付 | 1,250円 |
自動二輪車 | 1,570円 |
所要時間
- 約2時間
安栄観光公式ページ|貨客カーフェリー|時刻表・料金|安栄観光
波照間島に到着後の移動手段は?
波照間島には路線バス・タクシーがないため、ツアー観光以外はレンタカー・レンタルバイク・レンタサイクルのいずれかを利用します。
中心地の集落エリアまでは徒歩で約20分の距離があるので、宿泊施設やレンタル予定のショップの無料送迎を利用するのがおすすめです。
日帰り観光の場合は、港のそばのお店で車・バイク・自転車をレンタルするのも良いでしょう。